平成30年度(2018)秋期

寿楽窯今昔

平成30年10月3日(水)~平成31年1月14日(月・祝)

初代九谷寿楽は現在の石川県加賀市松山町の出身で天保7年(1836)生まれ。本名は清七といいました。最初、松山窯にて技術を学び、万延元年(1860)山代村に移り、藩営九谷本窯にて製陶に従事しました。その時、九谷本窯に招聘されていた永楽和全より寿楽の号を受けたといわれています。明治以降は、民営九谷本窯、九谷陶器会社の事業にも関わり、明治14年(1881)には自らの窯を開き、九谷寿楽窯の礎を築き、作陶に励みました。大正7年(1918)82歳にて没。
今回の企画展は、平成30年(2018)、没後100年となる初代寿楽を偲び、山代再興九谷窯の流れを受け継ぐ寿楽窯の作品を展示します。

染付垣に千鳥図変形皿
色絵山水図長角皿
色絵葦鷺図水注
赤絵人物図徳利